六本木のバー“BALCON”のこと 続報
先日お伝えした六本木のバー“BALCON”の突然の閉店が、2月の18日のことでした。
それからほんの一ヶ月ほどたった3月の末に、マスターの良川さんより驚くべき知らせが入りました。
4月の1日から新しい店を開くというのです。
ほんとに次から次と驚かせてくださるのですが、今度のニュースはウェルカムです。
それにしたって急だし、案内状とかオープニングパーティーとかどうなってるんだろうか。
などと質問したところが、「まあ何気なく始めるんで何にもしてないんですよ。」と、
いかにもこの方らしいリアクションで、
電話番号は決まっているが電話機が開店に間に合わないとか、看板は当分出す気はないとか、
いったいどうやって行きゃいいんだっちゅう感じなのですよ。
あ、そうそう店の名前は?
「Salon de G です。じじいがやるんで、サロンド ジーですよ。へへへ。」
などとおっしゃってます。
それじゃあともかくということで、行ってみました。
これがなかなかいい店なんです。さすがですねえ。
場所は六本木から西麻布に向かう途中、
70年代から長きに渡り数々の名作を世に送り出したあの六本木自由劇場。
串田和美さんが、吉田日出子さんが、余貴美子さんが、
「上海バンスキング」や「もっと泣いてよ、フラッパー」などの話題作で狭い劇場をいつも満員にしていました。
この小劇場の老舗六本木自由劇場の跡が「Salon de G」なのです。
劇場には何度か行ったことがあります。地下に下りていく階段は昔と同じで狭くて急です。
店の中は大雑把に言うと、舞台と客席の境がカウンターに、舞台のあったところが厨房に、
客席の部分が平らになっていてソファーが並べてあります。
小劇場がほんとにうまいことバーになってしまってます。
インテリアもなかなかよくて、ソファーが増えた分バルコンより確かにじじいにやさしいかなという気もします。
“Salon de G” 電話番号 03-3408-1256 です。
こちらでお会いできる日を楽しみにいたしております。
2004/4
バルコンで調べていたらここにたどり着きました。すごく気に入っていて、東京に行ったときは必ず寄っていたのに。。。なくなっていた時は本当にショックでした。あの料理ももう食べられない・・・
あの雰囲気もない・・・
残念でしかたがありません。
投稿: sei1 | 2009年9月16日 (水) 18:56
私もバルコンを探して こちらに たどり着きました。
バルコンに良く行ったのは もう25年前です。
当時 お付き合いしていた彼との 待ち合わせ場所みたいな感じで、ロウソクを 眺めながらとても優しい時間を過ごしてました。5年ほど通って、彼と別れて行かなくなりました。
最近その彼に、バルコンが 無くなったと聞き、探していたところです。 もしまたどこか 良川さんがでバーをされているようでしたら その彼と行こうと話してます!
投稿: 久美 | 2015年4月30日 (木) 02:45
40年以上前に良く通っていました。ひょんな事からあの大きなロウソクがそびえるようなバーの店名が何だったか気にかかり、昔の手帳などを捲ってみましたが判らずにいました。「六本木、大きなロウソク、バ-」、と検索して、バルコンと思い出すことができました。階段を少し降りた半地下の雰囲気の良い素敵なバーでした。あのような空間は昨今なかなか見当たりませんね。
投稿: chucky | 2020年6月11日 (木) 00:07