減量大作戦
昨年、年に一度の人間ドックの検査結果が出たとき、担当医から
『心配ないと思いますけど、念のため肺の再検査してください。』
といわれました。
念のため、近所の総合病院に行ったですよ。ずいぶんしっかりした女医さんでした。
『肺はまったく問題ないです。それよりあなたの場合、問題は体重ですね。体重を落とさないと。』
「ええと、てことは、肥満てことですか。」
『はい。』
「問題ありですか。」
『6kgは落とさないとね、だってほら数値にいろいろ表れてるでしょ。』
といいながら女医さんは血液検査のチェックの入っている箇所をボールペンでパンパン叩きまし た。
「いいえ、不規則です。」
『なるべく規則的にとってください。』
「・・・・ハイ。」
『お酒は毎日飲みますか。』
「はい。」
『毎日はやめましょう。一回にどれくらい飲んでますか。』
とても本当のことはいえず、
「うーん、2合くらいですかね。」
『これからは1合にしましょう。』
「エッ!」
『先にご飯食べちゃえばそんなにお酒飲めないモンですよ。』
そりゃそうでしょうよ、だってそんなことしたらお酒おいしくないもん。
『来週、栄養士さん予約しときますから、指導受けてください。3ヶ月で6kg落とす目標にしましょう。それと、奥さん一緒に来てもらってください。食事作る方に理解してもらわないといけませんからね。』
何でうちでご飯食べない人の、食事の指導を受けねばならんのかと、ブーブー文句いう妻と、次の週にその病院の栄養士さんのところへ行きました。栄養士さんは先週の女医さんよりもやさしい感じの人でしたが、話の中身はなかなか厳しいものでした。1日1800kカロリーという量はなかなかシビアです。だいたい規則正しい食事ができるわきゃないし、適度な運動っていったって、自転車で通勤した日はいつもより腹が減って、いっぱい食べてしまうし、鳥皮とか豚バラとかやめろといわれたって、今まで生きてきて一番好きなものなんだから、やめられるわけないでしょ。
そんなことも思いながら、でもなかなか説得力のある栄養士さんの話を深くうなずきながら聞き終えました。たしかに最近身体重いし、シャツの首まわりとか合わなくなってるし、検査の数値は良くないし、やっぱ減量やってみることにしました。
現在それから5ヶ月過ぎたところです。 体重は3kgだけ減りましたがどうしてもその先にはいけません。やっぱ不規則だし、酒も1合のわけないし、昨日も焼き鳥屋で鳥皮食べたし、豚バラのお好み焼きも毎週食べてます。目標の半分くらいのところで、ま、いいかと、自分をあまやかせてしまうあたりが、私らしいといえば私らしいのですが。昨日一年ぶりに会った人に、
『元気そうだね、ちょっと太った?』
といわれてしまいました。あーあ、ともかく、志半ばで私の減量作戦は挫折しています。
2005/3
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